1.人生しみじみ…
作詞:仁井谷俊也
作曲:曽根幸明
世間という字が 読みきれなくて
つまずき転んだ うきよ坂
生きてりゃきっと いい日も来ると
涙ぬぐった 裏通り
人生しみじみ… 人生しみじみ…
夢のにがさを 噛みしめる ウー噛みしめる
この世の試練に 笑顔で耐えて
倖せ花咲く のぞみ坂
果てなく遠い 道程(みちのり)だけど
明日という日が 道しるべ
人生しみじみ… 人生しみじみ…
酒に人恋う 夜もある ウー夜もある
結んだ絆(きずな)の やさしさ強さ
重ねた情(なさけ)の ふたり坂
ひとりじゃ誰も 生きられないと
いつか教えて くれたひと
人生しみじみ… 人生しみじみ…
こころ寄せあい ついてゆく ウーついてゆく
2.北のともしび(デュエット:五木ひろし)
3.郷愁~われ立ちて
4.酒きずな
作詞:石本美由起
作曲:水森英夫
一度 結んだ 命のきずな
結び 通して どこまでも
これが 二人の 生甲斐ですと
決めた心に…
エエエ… 嘘はない
晴れて 添えない この世の運命
怨む気持ちは ないものを
私 独りを 残して逝った
あなた あの世は…
エエエ… 遠すぎる
古い女と 笑われようと
肌は 誰にも 許さない
月に 淋しさ 打ち明けながら
なみだ杯…
エエエ… 酒きずな
5.むかい風
作詞:中山大三郎
作曲:中山大三郎
泣いた涙は 夜風が払う
いいえ女の 意地でふく
別れ潮時 背中を見せて
にくみきれない 人が行く
夜の桟橋 船が出る
そしてお酒を またあおるのよ
男みたいに 吼えるのよ
飲んでくずれて たおれたあとは
寒い夢みて 眠るのよ
夢であなたを さがすのよ
私ばかりが なぜ泣かされる
めぐりあわせの 運不運
潮がかわれば また逢えるのに
どこの港で 待てばいい
恋は悲しい むかい風
6.俺のみちづれ
作詞:たかたかし
作曲:岡千秋
あなたのそばにいるだけで
素直になれるという女
ついて来るなら
ついて来い
苦労かくごでいるのなら
俺のみちづれ おまえに決めた
濡れたら風邪をひきますと
いそいそ傘をさしかける
ついて来るなら
ついて来い
なんでこうまで惚れさせる
俺のみちづれ おまえに決めた
山あり谷の人生も
おまえがいるなら越えられる
ついて来るなら
ついて来い
これがちぎりの盃だ
俺のみちづれ おまえに決めた
7.妻恋酒
作詞:水木れいじ
作曲:四方章人
ひと足遅れの ちいさな春に
今夜はしみじみ 飲もうじゃないか
命ふたつの 浮草ぐらし
苦労かけたと 抱きよせりゃ
晴れた夜空に 夫婦星
しがない俺らを 世に出すためにゃ
この身を捨てると すがってくれた
夢がささえの 浮草ぐらし
細い寝息を 聞きながら
なんど詫びたろ 心では
噂にゃ負けずに 添いとげたいと
ホロリ泣かせて 二度惚れさせる
明日もふたりの 浮草ぐらし
何処へ流れて ゆこうとも
賭けて悔いない この命
8.写真(あるばむ)
作詞:松井由利夫
作曲:杉本眞人
木枯らしが 春吹き寄せる
しょっぱい涙が 花になるのね
山の吊り橋で 妹たちが
泣いて手を振った 幼い瞳
便りもしないが がんばってるよ
…あれから何年 過ぎたでしょうか
夕焼けが 目がしら染める
石けり草笛 はずむ想い出
森の細い道 仲良し小良し
変りないだろか 子供の頃の
ちいさな野いちご やさしいえくぼ
…あれから何年 過ぎたでしょうか
“幸福は ひとつでいいの
目移りするから 見失しなうのよ”
夢のふきだまり 別れの駅で
汽車の窓越しに 母さんがぽつり
あの日の言葉が お守り袋
…あれから何年 過ぎたでしょうか
9.珍島(チンド)物語
10.旅まくら
作詞:石本美由起
作曲:水森英夫
誰を探して ここまで来たと
私を呼ぶよな 三陸かもめ
宮古 八戸 夏から秋へ
あなた尋ねる 旅まくら
波の こころ 冷たや
ああ ああ ああ 素肌が寒い
津軽海峡 海から暮れて
噂も聞けない 潮鳴りばかり
逢いたかろうと イカ釣り船の
遠い灯りも 涙ぐむ
北の 汽笛 淋しや
ああ ああ ああ 酔えないお酒
頬に吹雪が 冷たい夜は
側に寄り添う あなたが欲しい
いこか釧路へ 戻ろか襟裳
春はどこやら 旅まくら
夢の 絆 ひとすじ
ああ ああ ああ 女のさだめ
11.酔ごころ
作詞:石本美由起
作曲:水森英夫
あきらめきれず 死ねもせず
どこかに捨てたい 心の悩み
お酒のしずくは・・・
私の涙よ・・・
あなたを忘れる すべもない
男の恋は芝居でも
女は浮気で 惚れたいしない
憎さと いとしさ・・・
夜毎に 重なり・・・
あなたへ未練の 炎が燃える
逢う人もない 人の世の
明日をどうして 生きればいいの
頬杖 淋しい・・・
人恋酒場で・・・
あなたの名を呼ぶ 酔いごころ
12.忘れ酒
作詞:鈴木正未
作曲:杉原さとし
爪の先まで 髪までも
あなた恋しと すすり泣く
忘れ酒 なみだ酒
生きるつらさが 身にしみる
胸に優しさ 置いたまま
消えたあの人 消えたあの人
今どこに
妻という名は なくていい
そばで尽くして みたかった
忘れ酒 なみだ酒
風が思いで つれてくる
熱いぬくもり 面影が
灯り消しても 灯り消しても
また浮かぶ
徳利たおして 酔いしれて
今日も抱かれる 夢を見る
忘れ酒 なみだ酒
未練こぼれる ひとしずく
待つ日泣く日の 明け暮れに
またもいじめる またもいじめる
夜の雨
13.男どうし
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
俺もおまえも 世間の隅に
風に吹かれた 枯れ落葉
よせよよしなよ 男なら
過ぎたむかしの 愚痴ばなし
飲もうぜ今夜は 男どうしで
飲もうじゃないか
馴染み屋台に 背中を並べ
グイと飲みほす コップ酒
弱音はくなよ らしくない
耐えて男の 華が咲く
飲もうぜ今夜は 男どうしで
飲もうじゃないか
露地の雨さえ 今夜はなぜか
やけにしんみり 降りやがる
涙みせるな 意気地なし
今日がだめなら 明日がある
飲もうぜ今夜は 男どうしで
飲もうじゃないか
14.北海めおと節
作詞:水木れいじ
作曲:松浦孝之
凍りつくよな 根室の沖へ
あんた夜明けにゃ 船をだす
男度胸の 門出じゃないか
グッと飲みほせ お立ち酒
ハァ…エンヤラショ エンヤコラショ
纜(ともづな)ほどきゃしぶき華咲く 北海めおと節
ヤン衆かもめと 所帯をもてた
果報者(もん)だよ このあたし
無事で帰れと 東風(やませ)の浜で
昇る朝日を 伏しおがむ
ハァ…エンヤラショ エンヤコラショ
網引く腕に 惚れて惚れぬく 北海めおと節
三月(みつき)過ぎても 戻らん時は
あたしゃ一生 後家でいい
昆布採りして あきあじ干して
この子漁師に 育つまで
ハァ…エンヤラショ エンヤコラショ
荒磯ぐらし 泣いちゃ歌えぬ 北海めおと節
15.道頓堀(とんぼり)人情
16.夢の翼
作詞:麻こよみ
作曲:大谷明裕
人は誰もみんな 胸の奥にそっと
それぞれの夢を 抱いて生きているわ
時間(とき)の流れの中 いつか押し流され
歌さえもあきらめて 泣いた日もあるの……
夢という名の翼 大きく広げて
未来の空を 高く高く飛んで行くわ
翼を雨が濡らしても わたし挫(くじ)けたりしない
やがて虹が輝いて 微笑んでくれる
どんなつらい時も 笑顔忘れないで
ときめきをいつも 胸に感じながら
誰のためでもなく そうよ自分のため
ひたすらにいつの日も 歌い続けるの……
夢という名の翼 大きく広げて
未来の空を 高く高く飛んで行くわ
行く手を夜が隠しても わたし恐れたりしない
やがて朝が訪れて 微笑んでくれる
翼を雨が濡らしても わたし挫けたりしない
やがて虹が輝いて 微笑んでくれる
微笑んでくれる
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